532nm DPSSレーザー グリーンレーザー (514.5nm Ar+アルゴンイオンレーザー)からの変遷

532nm DPSSレーザー グリーンレーザー (514.5nm Ar+アルゴンイオンレーザー)からの変遷

実験, 加工, レーザーポインターなどで使用される 532nmレーザー開発以前のアルゴンイオンレーザーとのつながり, 現在の 532nmレーザー種類(Raman, SLM(シングル縦モード), ファイバー結合について概説(正確性はほかの専門書にゆずります, ここでは概説を記載)

514.5nm Ar+レーザー 532nm DPSSレーザー 模式図 - 構成を簡潔に図示しています -

 

514.5nm Ar+(アルゴンイオン)レーザー(以下, Ar+レーザー)の概略図と特徴

図532-002-01 Ar+レーザーの概略(正確性は専門書に譲ります)

 

Ar+レーザーの特徴, 利点
- 良質なビーム, TEM00, 真円 - 低オプティカルノイズ
- 長い干渉長(非SLMでも十分な干渉長) - 高い出力安定度, 出力変動が小さい

- 共振器内にエタロン板を挿入して, 
  シングル縦モードレーザーとして使用できる場合もある
  (エタロン板を外して, 通常のAr+レーザー(非SLM)に戻せる)

- ビーム発散が小さい

 

以下は, 532nm DPSSレーザーと比較すると不利な点

- レーザー電源筐体が大きく重量がある
  (電源内部に変圧器が使用される場合が多い)

- レーザーヘッドの長さが長い(1mを超えることが多い)

- 冷却水を必要とする場合が多い, 
  その場合水フィルターが必要(フィルターの頻繁な効果)

- レーザーチューブに寿命があり, 交換が必要
- 電源要求が3相交流 200Vである場合が多い - レーザーチューブが突然発振しなくなる不具合がまれに発生する

514.5nm Ar+レーザーは, 通常製品のみならず, シングル縦モード(SLM)レーザー, Raman(ラマン)レーザー, 各種ファイバー結合レーザーの設定があります。
(図と説明は製作中, 随時追加していきます)

 

およそ西暦2000年ころから, 研究・開発環境にDPSSレーザーが販売開始されました
514.5nm Ar+レーザーと比較した532nm DPSSレーザーの特徴

図532-002-02 532nm DPSSレーザーの概略(正確性は専門書に譲ります)

 

514.5nm Ar+レーザーと比較した532nm DPSSレーザーの特徴的な点
- 筐体(電源, レーザーヘッドとも)が小さい - 小出力で充足する場合, 極小の簡易型レーザーが用意されている
- 多くの場合冷却水を必要としない - Ar+レーザーと異なり, SLMレーザーと標準レーザーは別に存在

- 多くの場合, AC100Vで駆動

- オプティカルノイズを抑えた Low Noiseレーザー
  (ほかにシングル縦モードレーザー)が存在

(図と説明は製作中, 随時追加していきます)

 

532nm DPSSレーザーには, 標準機のほかに以下の特殊仕様のレーザーも用意されています
- Ramanレーザー
- シングル縦モード(SLM)レーザー
- Low Noiseレーザー (532nm以外のLow Noiseレーザーの仕様と価格についてはお問い合わせください)
- ファイバー結合レーザー(ファイバー種, ファイバーコア系, 出力をお知らせください)
- 簡易型レーザー
上記リンクをクリックすると製品仕様へ移動します

 

[532nmレーザー, 主なキーワード] 光学結晶, 励起用レーザーダイオード(励起光源), 1064nm, 532nm, レーザーマーキング 刻印, レーザーポインター, Ramanレーザー ラマンレーザー, シングル縦モードレーザー SLMレーザー, ファイバーレーザー

 

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